骨格標本を作るための秘密兵器

カツオブシムシはカブトムシ亜科の昆虫です。

成虫は花の蜜などを食べて生きていますが、幼虫のうちは乾燥した繊維やたんぱく質を食べて大きくなります。たんすに入れておいた衣類に虫食いが。その原因はカツオブシムシの幼虫だったりします。


カツオブシムシの幼虫は、時には人間の役に立ちます。たんぱく質を食べる性質を利用して、骨格標本を作る際に利用するのです。死んだ動物の体を乾燥させて、そこにカツオブシムシの幼虫を大量に放ちます。


カツオブシムシはたんぱく質は食べるけど、カルシウムの骨は食べません。こうして骨を残し肉だけがなくなったものをクリーニングすると骨格標本が出来上がるのです。

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