アフリカマイマイ ●世界最大のカタツムリ●
アフリカマイマイは、腹足綱柄眼目アフリカマイマイ科に分類される巻貝で、成貝の殻径が7~8cm、殻高が20cm近くに達する世界最大級のカタツムリです。のろいカタツムリのイメージとは異なり、移動速度はかなり速く、一晩で50m以上も移動します。雑食性で広汎な食性を有し、ほぼあらゆる植物の芽、葉、茎、果実、種子を食べます。それ以外にも落ち葉や動物の死骸、菌類など、とにかく何でも食べます。アフリカマイマイは、有害な寄生虫(広東住血線虫)の中間宿主であり、人間に寄生した場合、好酸球性髄膜脳炎を引き起こす危険があり、場合によっては死に至ります。アフリカマイマイに触っただけでも、這った跡に触れるだけでも、この寄生虫に寄生される危険があり、世界の侵略的外来種ワースト100にランキングされているほどの危険な生き物なのです。
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