樹の住人
ナマケモノはそのゆっくりとした動作から「怠け者」と呼ばれます。
英語名のslothも怠惰、ものぐさを意味しています。
16世紀ヨーロッパに初めて紹介された当初は、餌を全くとらず風から栄養を摂取する動物だと考えられていました。
ナマケモノは中南米のジャングルに生えるセクロピアという樹木の葉を食べます。
摂取量は一日8g。このセクロピアには毒があり、他の動物は食べないので、一度セクロピアを見付けると餌を求めて他に移動する必要がありません。
またセクロピアを消化し毒を分解する為にはかなりのエネルギーを必要とする為、体の動きは最小限に抑え、消化にエネルギーを使っています。
ナマケモノの首は、できるだけ動かなくてよいように270度回すことが出来ます。
ナマケモノは常に木の枝に逆さにぶら下がっているので、体毛は他の哺乳類とは逆方向に流れるように生えています。
トイレは週に一回、地上に降りてきて地面に穴を掘り、その中にします。
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